参院選の分析が各報道機関によってなされているが、おおむね「民主に期待して入れたわけではないが、自民党にお灸をすえた」という趣旨で一致しているようだ。
 その分析の是非は後回しにするとして、今回は、「お灸をすえる」ことすら期待されなかった、社民党、共産党の「護憲ニ政党」の退潮に触れておきたい。

 国政選挙において「憲法問題」を重視して投票する方は、改憲への批判の受け皿として社民党や共産党への投票を検討されるであろう。
 だが、残念ながら今回も両党は議席を減らし、いよいよ退潮が決定的となってきた。

 その原因は何だろうか?
 憲法改正問題への国民の無関心だろうか?確かに各種世論調査において、有権者が重視する政策課題で「憲法問題」は下位にランキングされることが多い。そのため、護憲を旗印にしている両党が、与党批判の受け皿になりにくかったという面は否定できない。
 だが、原因はそれだけだろうか?
 かなりの推論を重ねる話になるが、真の原因はこの両党の「内部」にあると思えてならない。しかも、病理は深刻なのではないだろうか。

More
[PR]
by foresight1974 | 2007-08-09 01:01 | サイレント政治・社会評論
(この記事は、カフェグローブのNews板に投稿しました。)
雑感です。雑感にしては長いです。笑

More
[PR]
by foresight1974 | 2007-07-03 18:52 | サイレント政治・社会評論
 まあ、私は安倍晋三をいう男に心から侮蔑していますし、この内閣が空中分解していくのが楽しみでなりませんが、書くべきことをきちんと書かないと気がすまないのでね。

 以下、雑感です。

More
[PR]
by foresight1974 | 2007-07-03 18:48 | サイレント政治・社会評論
 (3)のつづき
 ということで。。。で終わっては、鏡氏とTSUNAMI氏に大変申し訳がないので、ちゃんと続きを書きます。(笑)

 ことわっておくが、私が回答するのは、鏡氏の問題設定そのものではない。
 氏の問いに答えるならば、「ない」と答えるか、「たくさんある」と答えるほかないからである。
 しかし、鏡氏の問題設定の意図を合理的に解釈するならば、「新たに9条を支える思想的根拠を生み出すとしたら何か?」という問いを設定し、回答を試みる意義はあると思う。

 そこで、以下に述べることは、私が憲法9条に込めたいと思っている、現時点では私の個人的な理念にすぎないことをお断りしておく。
 すでに長々と書いているように、憲法9条の理念をこのように「発展」させたところで、国民の多数が「イヤだ」といってしまえばそれだけのものにすぎない。

 新たに9条を支える思想的根拠とは何か?
 それは、人間の尊厳を擁護する手段的権利という意味での、平和的生存権である。

More
[PR]
by foresight1974 | 2007-01-17 21:27 | 9条問題
第一に、「憲法と平和」とくれば、憲法に反する自衛力の保持を断固糾弾し、その一日も早い完全廃棄と理想の平和国家建設を目指すべきだという剛毅にして高邁なるお考えの方もおられようが、そういう方には本書は全く向いていない。
(長谷部恭男「憲法と平和を問いなおす」ちくま新書)


More
[PR]
by foresight1974 | 2007-01-15 20:39 | 9条問題
小熊:・・・「戦後民主主義」と呼ばれるようなものがなぜあれほど楽天的なヒューマニズムを語ったのか、転向したといわれる人たちがなぜあのようなものを書いたのか、自分が納得できるまで追いかけてみたかった。
 最初は、戦争の影の巨大さを、(「民主と愛国」で)あそこまで主題にして据える予定はなかったんです。いろいろ調べているうちに、これが最大の背景になっていることがだんだんわかってきた。戦争中の醜悪な体験は、みんな語りたがらない話だったので、表面的には目立たないけれど、どの戦後思想を読んでも断片のように出てくる。それがだんだんと集まって一つの像をなしてきて、これを最初に置かないと話が成立しないと分かったわけです。
(小熊英二「対話の回路・戦後思想の巨大なタペストリー」新曜社)


More
[PR]
by foresight1974 | 2007-01-14 22:45 | 9条問題
今沢:たとえば、この喫茶店は普通の喫茶店よりも、音楽を大音量でかけるでしょう。
小熊:今沢さんは、本当にいろんなジャンルの音楽を自分で聞いて選んで、曲順まで指定して流していますよね。私もそれが魅力でこの喫茶店に通っている。
今沢:ところが、スタッフに「店内で音楽を途切れさせるんじゃない」といっただけで、すごいことになるんですね。「途切れさせなければいいんでしょう」となっちゃう。
小熊:なるほど。
今沢:それで一言じゃわからないだろうと思って、たとえばそれをもっと細かい文章にして、マニュアルみたいにしたとするでしょう。そうすると、今度は、それに僕が規定されちゃうんですよね。
小熊:自分がつくった物語に自縄自縛になっちゃうわけですね。
(中略)
今沢:結局、最後には面倒くさくなって、スタッフにはもう「メニューをちゃんとつくれ。」とか「店を開けてくれてさえいればいい。」とかくらいしか、言えなくなってくるんですよね。
小熊:なるほど。
今沢:そうなると、そのスタッフが、やる気があるかどうかで左右されちゃう。
(小熊英二「対話の回路・秘密の喫茶店」より 新曜社)


More
[PR]
by foresight1974 | 2007-01-13 19:10 | 9条問題
 さて、前回では愛敬浩二が「改憲問題」(ちくま新書)で示した「絶対平和主義のリアリズム」の要点を説明した。
 もう一度敷衍すると、愛敬が同書で引用した憲法学者・樋口陽一の以下の言葉に尽きることになる。

 戦後憲法学は「非現実的」という非難に耐えながら、その解釈論を維持してきた。・・・・・・その際、過小に見てはならないのは、そういう「非現実的」な解釈論があり、また、それと同じ見地に立つ政治的・社会的勢力・・・・・・があったからこそ、その抑止力の効果を含めて、現在かくあるような「現実」が形成されてきたのだ、という事実である。


More
[PR]
by foresight1974 | 2007-01-03 16:35 | 憲法哲学
 さて、前回までは一般に流布している改憲派の「現実主義」は、考えられているほど「現実的」ではないということを論じてきた。

 では、護憲派の典型的主張と考えられている「絶対的平和主義」による憲法9条擁護論―自衛隊や日米安保による安全保障システムを否定する考え―は、「非現実的」なのだろうか?

More
[PR]
by foresight1974 | 2006-12-10 08:29 | 憲法哲学

Let's think about day-to-day topics.


by foresight1974