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さて、安倍政権が集団的自衛権に関する憲法解釈を変更した結果、解決が放置されている理論的な問題がもう1つある。
前回記事の冒頭で掲げた、憲法9条の解釈の枠のうちの、
(6)武力による威嚇の永久放棄
(7)(同)武力の行使の永久放棄
である。

この2点については、「戦争の放棄」とは別個独立で放棄されていることに意義がある。
つまり、政府解釈においては戦争の放棄には当たらず、自衛権の行使に過ぎない場合であっても、武力による威嚇や武力の行使は放棄した以上、してはならないことになるからだ。
自衛隊合憲説+個別的自衛権合憲説の立場からすると、他国からの侵略に対する、個別的自衛権の行使が、これらに抵触しないことについては異論はない。あくまで「国際紛争を解決するために」禁じられているものであって、自国の存立を脅かす危機的事態についてまで、武力による威嚇や武力の行使を禁じたものではないからだ。

しかし、集団的自衛権の場合については、いかなる理論的立場に立ったとしても、重大な矛盾が生じる。


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by foresight1974 | 2016-03-20 09:51 | 9条問題

過ちては改むるに憚ること勿れ(孔子「論語」)



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by foresight1974 | 2016-03-19 18:17 | 9条問題
ここに政府は連合国総司令部との緊密なる連絡の下に憲法改正草案の要綱を発表する次第であります。
(幣原喜重郎 1946年3月6日憲法改正草案発表時の謹話より/出典:古関彰一「日本国憲法の誕生」岩波現代文庫)


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by foresight1974 | 2016-03-19 17:53 | 9条問題
これは八月十五日につづく第二の敗戦であった。「押し付け」とは武力による敗戦に続く、政治理念、歴史認識の敗北であり、憲法思想の決定的敗北を意味した。(古関彰一「日本国憲法の誕生」岩波現代文庫)


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by foresight1974 | 2016-03-12 21:47 | 9条問題
不可能を消去して、最後に残ったものが如何に奇妙なことであっても、それが真実となる。(シャーロック・ホームズ)


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by foresight1974 | 2016-02-28 00:05 | 9条問題
「(自衛隊誘致は)産業と考えている」
「配備に伴い町民に50万円ずつ配りたい」
「防衛は国が考えることで、知ったことではない」
(与那国島町長/外間守吉の発言とされる)


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by foresight1974 | 2015-05-03 19:45 | 9条問題
「憲法と平和」とくれば、憲法に反する自衛力の保持を断固糾弾し、その一日も早い完全廃棄と理想の平和国家建設を目指すべきだという剛毅にして高邁なるお考えの方もおられようが、そういう方に本書は全く向いていない。
(長谷部恭男「憲法と平和を問いなおす」ちくま新書)


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by foresight1974 | 2015-03-01 12:17 | 9条問題
「いつになったら、貴様らはこれが戦争だということを理解するんだ?」
(福井晴敏「亡国のイージス」)


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by foresight1974 | 2015-02-01 07:16 | 9条問題
 「神学論争はやめよう」という議論は、政府解釈を骨抜きにして解釈改憲をさらに進めることで、軍事法制の整備に関する支配層の「思惑」を実現する手法だといえる。(中略)妙なネーミングだが、「法解釈をする気のない解釈改憲論」と呼べるだろう。
 他方、解釈改憲最悪論は、神学論争をこれ以上続けるべきではないので、明文改憲をするべきと論ずる議論である。この意味で、神学論争批判と解釈改憲最悪論は「神学論争はやめよう」という主張を共有していながらも、その処方箋は一見、正反対である。前者は解釈改憲を提唱し、後者は明文改憲を提唱するのだから。
 しかし、すでに指摘したとおり、軍事大国化を熱望する人びとは、解釈改憲のさらなる濫用と明文改憲の実現という二兎を追っている。よって、現代改憲状況の下では、神学論争批判と解釈改憲最悪論は共犯関係にある。
 (愛敬浩二「改憲問題」ちくま新書)


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by foresight1974 | 2009-05-03 10:41 | 9条問題
 首都から北西400キロ、チグリス川のほとりに広がる北部最大の都市モスル。様々な宗派や民族が幾世紀も共存してきたが、いま非イスラム教徒の少数派の脱出が続く。

 古くから伝わる少数宗派ヤジディの信者、主婦バラン・ハルフさん(58)はモスルから25キロ離れたシェハーンという町に移り住んで2年近くがたつ。息子の工場が襲われ、信仰を同じくする従業員24人が殺されたからだ。

 「早く逃げろ、と隣人が車を出してくれた。死んだ夫の写真すら持ち出せなかった」。11人の子供を連れ、32年住み慣れた町を出た。以来モスルには戻っていない。

 昨年10月にはキリスト教徒の暗殺事件も起き、3週間でキリスト教徒1万3千人が逃げ出した。民主主義の物差しとされる少数者の権利が守られない状況が広がっている。

(朝日新聞2009年1月3日「〈連載―世界変動〉民主化、米国の挫折」より)


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by foresight1974 | 2009-01-18 21:16 | 表現の自由への長い道距

Let's think about day-to-day topics.


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