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我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。
(教育基本法/前文)


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by foresight1974 | 2010-03-03 18:51 | サイレント政治・社会評論
 9月に召集されると予想される臨時国会の最大の論争点が、テロ対策特措法の延長問題であることは疑いないであろう。

 2002年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロに対して、日本が、アメリカの対テロ軍事行動を支援するための法律である。実際には、米国のアフガニスタン報復攻撃の後方支援に当たっている。
 11月1日に期限が切れる予定だが、過去4回延長がされている。政府・与党は延長を主張しているが、過去4回反対してきた野党は、参議院で否決する構えを見せている。

 この法律の延長の妥当性については機会を改めて述べることにして、今回は、テロ特措法延長問題を考える意義について記しておきたい。

 この問題が持ち上がったとき、頭に浮かんだ論文がある。慶應義塾大学助教授・小熊英二「対話の回路」の中に収録されている論文「戦後日本のナショナリズム・スパイラル」だ。

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by foresight1974 | 2007-08-18 21:59 | 9条問題
 3、リベラリズム

 さて、もう一つ、今回の参院選の特徴を指摘しておきたい。
 それは、医師会や建設、農水土木などの組織候補が軒並み苦戦したという現象である。かつては100万票近くを集め、自民党が選挙で常勝するための強固な支持基盤であった組織が崩壊の危機に瀕している。
 他方、民主党の労組系候補は堅調な戦いぶりであり、いわゆる従来の組織系候補の没落といった分析には距離をおいておく必要がある。

 そして、(前編)でも触れたように、今回の選挙において有権者が最も重視したのは年金問題である。本来、こうして選挙の争点が単純化されることは民主主義社会にとって好ましいことではないが、前回の衆院選が構造改革路線の象徴的課題であった郵政民営化が争点であったように、今回の参院選の年金問題は、富の分配に関する重要問題であり、いずれも国政の重要問題であったことはことわっておかなければならない。

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by foresight1974 | 2007-08-12 11:52 | サイレント政治・社会評論
 今回の記事では、mixiコミュニティ「民主社会主義/社民主義の現代」での議論も踏まえて、二つのキーワードから参院選の総括を行いたい。

1、 保守の再構築

 参院選の後も、安倍晋三は「惨敗の責任は私にある」としつつ、「基本路線については多くの国民のみなさまに理解していただいている」と強弁している。「基本路線」とは憲法改正に象徴される「戦後保守主義の再構築」「戦後レジームからの脱却」「美しい国」といった陳腐な理念を指す。
 しかし、この強弁は次の二つの点から簡単に否定できる。

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by foresight1974 | 2007-08-11 12:17 | サイレント政治・社会評論
 いろいろあった今年もあとわずかになった。
 防衛庁が省に昇格し、自衛隊法も改悪され、教育基本法も改悪されるなど、憲法改正への「露払い」が着々と進んでいる。
 批判はいろいろあるが、世論の趨勢とは誤った方向に流れていること自体を押し止めることは非常に困難である。

 今年、個人的には「改憲後」の自分の思想的立ち位置をどうするべきか、そんなことを考えていた。
 例えば、教育基本法が改悪された後も改悪前の教育基本法の「精神」を強調するというのは、政略的には非現実的であろう。もちろん、現状追認はあってはならない。悪法を受け入れるべきでもない。
 ならば、どうするべきか?

 その答えの一つが、表題に掲げた「リベラリズムの再構築」である。憲法が改悪されようと、自衛隊員がアメリカ様の下請けで甲斐甲斐しく働こうと、安倍晋三が靖国神社で手を合わせようと、教師が日の丸に敬意を払わないという言いがかりをつけられようと、それに抗弁できる普遍的な思考が、これからは必要になるだろう。
 もちろん、憲法改悪阻止を諦めるには時期尚早であろう。だが、愛敬浩二が「改憲問題」で指摘したように、圧倒的な改憲勢力が「現実的な」憲法骨抜き策と、将来の改憲の二兎を追っているとするならば、それに対応した発想もまた、求められるはずである。

 リベラリズムの再構築自体は、私の知性には手に余る作業である。
 だが、近年の憲法学者たち―長谷部恭男、松井茂記、愛敬浩二、安念潤司らの思考をフォローしたうえで、独自のアイデアを盛り込んでいく。
 憲法が改正されようとされまいと、教育基本法が改悪されようとされまいと、立憲主義の理念、基本的人権の普遍性、人間の安全保障、真の国民主権を後世に伝えていく作業を、「リベラリズムの法的思考」の中に表現できればと思っている。それはそれで、なかなか楽しい作業ではないだろうか。
 こんな世知辛い世の中でも、楽しみを見つけるということは、とても大切なことである。

 いろいろありましたが、それではみなさん、よいお年を。
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by foresight1974 | 2006-12-30 17:40 | サイレント政治・社会評論

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