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 公正取引委員会が独禁法違反で大手ゼネコンなどに排除勧告した新潟市発注の土木建設工事をめぐる官製談合で、新潟地検は19日午前、同市の公共工事の設計価格を入札前に業者に伝えた偽計入札妨害の疑いで、同市都市整備局参事(55)、新潟市の建設会社社長(68)の両容疑者を逮捕した。

 また同地検では同日午前までに東京・霞が関の公取委と、新潟市役所、落札業者などを家宅捜索した。官製談合防止法を適用した談合での強制捜査は全国初。(新潟日報10月19日より。ちなみに、公正取引委員会が官製談合防止法に基づく排除勧告を行ったのは、北海道岩見沢市の事件に続いて2例目である。)

 (新潟日報・2004年10月22日)


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by foresight1974 | 2004-10-22 00:05 | フリー、そしてフェア・トレード
 さて、前回のブログ掲載の後も、この問題を調べているが、新たに分かったことがあるので、追加したい。

 前回のブログコメントで oneearth氏が指摘していたが、問題の部分に関し抗議を行ったのは、「集英社問題を考える地方議員の会」だけではなかったようである。
 まず、国粋主義的な姿勢でしられるCS放送「チャンネル桜」はこの連載を積極的に取り上げ、問題の部分を激しく非難していた。
 また、未確認の情報であるがどうも集英社側が訂正と謝罪を明らかにしたのは、右翼系新聞社「国民新聞」の記者西村修平氏が同社を訪問した際だったようである。「国民新聞」は、民族系右翼の暴力組織とのつながりも取り沙汰されるブラックジャーナリズムである。

 おそらく、これらの保守系・右翼系圧力団体の行動は一体の、連動した動きではない。歴史認識のような問題は、彼らにとっての存在意義、アイデンティティに関わる問題であると同時に、彼らの商売にとっての「書き入れ時」でもある。

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by foresight1974 | 2004-10-20 08:50 | 表現の自由への長い道距
(つづき)

 この事件の集英社の対応の意図について、いくつか推測出来る。
 まず、集英社に対して、表面化している以外の圧力がかかっている可能性。一応、可能性としては考えられるが、現時点ではそのようなことを間接的にも推測させるようなことはない。
 次に、集英社が「弱者を演じている」可能性。つまり、自分達が不当な圧力を受けて屈した被害者を演じることで、世間の同情と批判の矛先を圧力をかけてきた側に向けさせることであるが、そうだとしても、本宮の漫画の訂正は避けられないことになる。そのような「工作」を本宮が受け入れるとは考えにくい。
 最後に、これが最も考えられると思っているが、本宮自身が自ら「間違っている」と抗議を受け入れた可能性である。自分が知る限り、本宮がこうした微妙な問題について、極端にどちらかのポジションを取った、というような話を聞いたことが無い。いたってニュートラルな立場だったはずである。今回問題となっている「国が燃える」についても、内容を見る限りどちらかに偏ったというより、単に「悪いことは悪い」というポジションだと思われる。

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by foresight1974 | 2004-10-18 00:00 | 表現の自由への長い道距
 さて、ここでこの事件に関する事実経過をもう1度確認しておきたい。

 「国が燃える」は02年11月から連載が始まり、若き商工官僚・本多勇介の半生を通して、昭和期前半の日本を描いている。問題となった回は9月16日発売号と22日発売号で、旧日本軍が南京市民を大量虐殺したいわゆる「南京大虐殺」を取り上げている。

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by foresight1974 | 2004-10-17 18:27 | 表現の自由への長い道距
 集英社が発行していた漫画雑誌「ヤングジャンプ」に連載されていた、本宮ひろ志の漫画「国が燃える」が南京大虐殺に触れた描写に抗議が殺到し、休載に追い込まれた。

 「国が燃える」は、連載が始まった当初から、1930年代から始まる日本の悪質な侵略行為についてかなりの文献を引用しながら描いており、右翼や保守論壇からいずれ批判される問題になるだろう、とは思っていた。だが、正直、私は集英社がここまで弱腰であるとは思っていなかった。それは意外であった。

 しかし、南京大虐殺が「あったもの」(国際的には「あった」ということで決着しているが)として描いたことが気に入らないから、「許されない(連載中止せよ)」、という態度はいかがなものだろう。

 私がその話を聞いて思ったのは、4年前に扶桑社が新しい歴史教科書を編纂していたときに、韓国政府や中国政府が教科書として検定合格しないように政治的な圧力をかけてきた問題と二重写しに見えた、ということだ。

 右翼・保守論壇がなぜ南京大虐殺を批判できるか。それは皮肉にも「南京大虐殺があった」という主張に言論の自由が認められるからである。論理的に「ある」という主張が成立・あるいはその社会でその主張の自由を保障されなければ、当然それに対する批判は成立しえないからである。「ない」と信じている頭の固い御仁の逆鱗に触れたかどうかは知らないが、「ある」という主張を亡き者にしようというのは、自らを谷底に突き落とす愚行であることに自覚はないようである。

 結局は、「好き嫌い感覚」で愛国ゴッコをやっているウヨたちが、特高よろしく自分と異なる見解の著作に圧力をかけたということだ。おもちゃ屋の前の駄々っ子のやることである。ウヨの醜い幼稚さ、しつけのなってないワガママが露になった事件であった。
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by foresight1974 | 2004-10-15 07:21 | 表現の自由への長い道距
 いったい何が起きているのだろうか?
 西武グループで相次いで起きた、大株主の株数過少記載問題は、本当に「首を捻る」としかいいようのない展開が続いている。
 実務的な見地から言えば、この問題は「ありえないほどの初歩的なミス」である。そして、そのありえないミスを長年見過ごしてきた会計士の無力、(被害者面しているが)監視する側である東京証券取引所の無力を思うと、形だけは立派ながら、この国は経済が発展途上にある中国の経済制度をとても笑えないほどお粗末な実態が浮かび上がってくる。

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by foresight1974 | 2004-10-15 00:05 | 企業統治の公共精神
 会社が人材ビジネスに関わる仕事をしている関係で、各種の求人雑誌、チラシ、Webなどの媒体の情報が毎日のように入ってくる。
 特に目を引くのがリクルート関係の媒体だ。「ビーイング」の表紙見出しには、「28歳までの勝ち組の条件」「30歳までのキャリアアップ」といったような、転職を考えるビジネスパーソンを刺激するような文句が目を引く。

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by foresight1974 | 2004-10-09 00:06 | 働く人々の「権利」を考える
 確か、「金融ビックバン」といわれる規制緩和が行われたのは、1997年~1998年ごろのことだと記憶しているので、もう6年になるわけであるが、その間、金融業界を監督する機関はどれだけの進歩が見られただろうか。
 UFJ銀行による金融庁の検査妨害事件で、10月8日東京地検特捜部の家宅捜索が行われるのをテレビで見ながら、そんなことを考えていた。

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by foresight1974 | 2004-10-09 00:05 | 企業統治の公共精神
 市場の番人(実際の実力は遠くそれに及ばないが)たる公正取引委員会の機能・権限の強化を目指した独占禁止法改正案が、とにもかくにも決定した。

 最大の攻防点は、課徴金を欧米なみに引き上げる点であったが、経済界の強い反対で小幅にとどまったことは大変心残りではある。タレントのみのもんたが経営する水道工事会社は、談合の疑いでこの10年で3回の立入検査を受けているが、行いを改めたという話は聞かない。談合をしないことより、課徴金払った方が安いからである。

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by foresight1974 | 2004-10-06 00:06 | フリー、そしてフェア・トレード
 前回のブログにおいて、この問題の本質的問題については争われることは無いだろう、と述べた。
 それは、すでに多くの識者が論じているように税金を免除されている郵政公社がその分安いコストで宅配便事業を展開して他の民間会社を圧迫する、というだけの問題ではない。なぜなら、それだけの問題ならば野木教授が指摘したように、独占禁止法上の法解釈という議論で事は足りるはずである。

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by foresight1974 | 2004-10-06 00:05 | フリー、そしてフェア・トレード

Let's think about day-to-day topics.


by foresight1974