カテゴリ:サイレント政治・社会評論( 53 )

自由な社会の試練

(同時多発テロの現場近くに―と、いっても2ブロック離れていて今まで問題にされていなかったが―モスクを建設しないことは)「思いやり」という主張の本質がイスラム教への偏見という理不尽なものであることを理解すれば、現行の予定地にモスクを建てていけない理由はない。あの場所で以前から祈りを続けているイスラム教徒らに対して、自分たちの本能的な嫌悪感を鎮めるために生活を変えるよう求めるのは間違っている。私たちは嫌悪感を乗り越えることができるし、乗り越えるべきだ。
(ウィリアム・サレタン「モスク建設反対論の薄っぺらな本音」 ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト2010年8月24日)

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by foresight1974 | 2010-09-12 09:20 | サイレント政治・社会評論
 【バグダッド=岩田智雄】イラクの首都バグダッドで、米軍の掃討作戦や武装勢力のテロ攻撃の陰でイラク人社会からも国際社会からも見捨てられ、すさんだ暮らしに身を沈めている青少年たちがいる。彼らはサダム・フセイン政権の弾圧や度重なる戦争で家族を失い、廃虚となっている雑居ビルの地下室に集まってきた。そんな“ストリート・チルドレン”に、北海道千歳市出身の日本人女性、高遠菜穂子さん(三三)が単身、救いの手を差し伸べている。
(産経新聞/2004年1月6日/北海道千歳市出身・高遠菜穂子さん(33)・バグダッドで少年たちを単身救済・「医者でもない私ができることを」より)


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by foresight1974 | 2010-03-04 00:12 | サイレント政治・社会評論
我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。
(教育基本法/前文)


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by foresight1974 | 2010-03-03 18:51 | サイレント政治・社会評論
まずは素直に喜びたい。
ペイリンが副大統領に選ばれなかったことを。(苦笑)

そして、アメリカ合衆国建国から200年あまり。「自由と民主主義」を国是とする国が、曲がりくねった長い道矩を経て、ついにアフリカ系アメリカ人から初の大統領を選出するに至ったことを。

今回の勝利は、2つの意味で民主主義の勝利と言って良い。
一つは、アメリカ社会を覆うカラー・バリゲードの大きな一つが、確実に取り除かれたこと。
もう一つは、「アメリカ社会の統合」を訴えた候補が勝利したことである。
これに比べ、ユウセイカイサンのように分かりやすい「敵」を作り出して、短絡的な二元思考に社会を分断し、利己的に「闘う政治家」を気取っている、最近の日本の政治家たちは何と薄っぺらいことだろうか。

この2つの意味で民主主義が勝利したことは、素直に評価したいし、それを惜しむつもりもない。

だ、だがちょっと待って欲しい。とも思う。
勝利の美酒に酔うのは、もう終わりにするべきじゃないだろうか?

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by foresight1974 | 2008-11-24 01:09 | サイレント政治・社会評論
閣僚に就任してから3日。
もはや、ぶったまげたとか、腰が抜けたとか、唖然としたというか、足して3乗したような気分だ。

最初に思った感想は、その発言の当否を別として、
「この人は閣僚を続ける気があるのか!?」
ということだった。

日教組の子は成績が悪くても先生になれる。。。
日本は単一民族。。。
成田空港反対派はごね得。。。
そして、日教組をぶっ壊す。。。

突っ込み所は満載だが、それ以前に今の時期と状況を考えて、このような発言が政略的に正しいかどうかの判断すらつかなかったのだろうか?
という疑問がどうしても拭えない。
麻生としては後ろから盟友に銃弾を撃ち込まれた気分であろう。
選挙に勝ちさえすれば、もっと自由に発言できたはずなのだが。。。

発言は勇ましい一方、日教組担当者との面会は「多忙」を理由に拒否する卑怯さ。
(成田問題に関する発言では千葉県知事と面会のうえで謝罪している。)
中山の「態度」は自己の「信念」をしっかり裏切っている。

このような小人についていろいろと論評を考えるのすら時間の無駄であるが、それにしても、自民党の政治家はここまで劣化したのか。
世襲やコネで口に戸が立たなくても、周りからチヤホヤされるということが、何と人を堕落させることだろうか。

そんなくだらないことを、この小人から学んだ気がした。
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by foresight1974 | 2008-09-28 00:12 | サイレント政治・社会評論
久しぶりのブログなので、あまり重いツッコミはご遠慮願います。
まだ頭はリハビリ中なので。笑

私が多忙な間、世間では福田さんが辞め、総裁選挙も終わり、いよいよ総選挙モードに突入!!らしいのですが、しがない一有権者に過ぎない私としましては、「ねじれ国会」というヤツがもうちょっと長く続いてくれた方が良かった気がします。

ユウセイカイサンというヤツが証明したように、日本の政治状況が一方勢力に大きく偏ると、ロクなことが決まらんのですよ。国民投票法とか教育基本法とかね。

それなら、いっそのこと「ねじれた」状態のまま、虚々実々な駆け引きがありながらも、決まったことがちょっとずつ、穏当であった方が国民の皆様にとっては、まことによろしいかと思います。

私も20代の頃は、ばばっと一気に世の中が「変革」されることに憧れがありましたが、30も半ばにさしかかり、少々疲れが。。。笑

とゆーわけで、皮肉な言い方ですが、今回は麻生さんにちょっとだけ頑張ってもらった方が良いように思えます。ヘタに民主党が単独過半数とか取っちゃうと、小沢さんはあの通りバカなので、何をしでかすか分かりません。笑

単独過半数を取れる勢力がない中、社民党や国民新党などが加わって、ゆるやか~に連立政権が存続した方が、穏当な政権運営になるでしょうし。何より自民党が終焉します。
自民党は終焉した方が良いと思います。おそらくは、自民党「的」な政党がまた出てくるでしょうが、それはそれで良いことじゃないでしょうか。
公明党は所詮宗教政党ですので、もう少し勢力が減退した方が良いでしょう。
大作さんも老い先短いことですし。笑

社民党と共産党は、もう少し頑張るべき、というか、新しい左翼政党を作り出すくらいの変革のエネルギーが欲しいところです。
以前にも書きましたが、今日の勢力減退の最大の原因はあなた達自身のエゴイズムにあります。20年前から変われていないことが、左翼政党の存亡の危機に立たせている。

ウヨクの皆さんは怒るでしょうが、左翼は必要です。
大きな政府・小さな政府という議論はまやかしであり、歴史的に見ればもはや「夜警国家」に戻れるはずがない。
日本にはリバタリアニズムは存在しませんので、原理的に小さな政府などありえません。

自由か平等かという議論もまやかしであり、日本に蓄積された「富」を一定の分配システムで公正に配分することは必要不可欠です。
それが、自由や平等の基礎になる。

その時々の政策ポートフォリオで自由を優先すべきか平等を優先すべきかを「組み立てる」ことこそ政治家の仕事の本質であって、官僚より勉強して「政策通」を気取ることではありません。
その点、オタク気取り麻生も死に損ないの与謝野も石原のクソ坊主も、小池のブタ女も何より「声」がキモイ石破も全員勘違いしていますね。

まあ、自民党にも民主党にも「政権担当能力」なんてありゃしませんよ。
期待していません。少なくとも私は。

それでも誰かにやってもらわなくてはなりませんので、何かを考えないといけませんね。
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by foresight1974 | 2008-09-23 14:45 | サイレント政治・社会評論
安倍は「闘っている」という言葉に酔っているものの、実際には闘っていないのである。
(キ文康隆「経済報道解読ノート72・国民を味方にできなかった安倍の躓き」Foresight2007年9月号・新潮社)
※「キ」は、漢字「七」を漢字「森」状に配した字


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by foresight1974 | 2007-09-14 01:13 | サイレント政治・社会評論
 昨日、久しぶりにヤフーチャットに参加し、懐かしい常連の皆さんとチャットしながら、NHK「日本の、これから」を見てました。
 この番組、第1回放送はあまりのグダグダぶりに、長くシリーズ化されることはあるまいと踏んでいたのですが。三宅さん、仕切りがかなり手馴れてきましたね。テーマによっては非常に見応えのあるものになっていて、最近の放送は必ずチェックしています。

 昨日は、市民参加型討論番組の最大のタブー・憲法9条についに切り込みました。
 そして、結果は第1回に逆戻りしたような散々なものに。。。

 番組を見ながら、チャットの常連たちと語らいました。

「いやー、改憲派はとんだDQNばっかりだな。」
「つーか、夢を見てばっかりじゃね?」
「しょーがないよ、みんな夢があるんだもの。。。」
「確かにねぇ。。。」

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by foresight1974 | 2007-08-16 22:37 | サイレント政治・社会評論
 3、リベラリズム

 さて、もう一つ、今回の参院選の特徴を指摘しておきたい。
 それは、医師会や建設、農水土木などの組織候補が軒並み苦戦したという現象である。かつては100万票近くを集め、自民党が選挙で常勝するための強固な支持基盤であった組織が崩壊の危機に瀕している。
 他方、民主党の労組系候補は堅調な戦いぶりであり、いわゆる従来の組織系候補の没落といった分析には距離をおいておく必要がある。

 そして、(前編)でも触れたように、今回の選挙において有権者が最も重視したのは年金問題である。本来、こうして選挙の争点が単純化されることは民主主義社会にとって好ましいことではないが、前回の衆院選が構造改革路線の象徴的課題であった郵政民営化が争点であったように、今回の参院選の年金問題は、富の分配に関する重要問題であり、いずれも国政の重要問題であったことはことわっておかなければならない。

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by foresight1974 | 2007-08-12 11:52 | サイレント政治・社会評論
 今回の記事では、mixiコミュニティ「民主社会主義/社民主義の現代」での議論も踏まえて、二つのキーワードから参院選の総括を行いたい。

1、 保守の再構築

 参院選の後も、安倍晋三は「惨敗の責任は私にある」としつつ、「基本路線については多くの国民のみなさまに理解していただいている」と強弁している。「基本路線」とは憲法改正に象徴される「戦後保守主義の再構築」「戦後レジームからの脱却」「美しい国」といった陳腐な理念を指す。
 しかし、この強弁は次の二つの点から簡単に否定できる。

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by foresight1974 | 2007-08-11 12:17 | サイレント政治・社会評論

Let's think about day-to-day topics.


by foresight1974