「日本の、これから」―考えてみませんか?憲法9条―

 昨日、久しぶりにヤフーチャットに参加し、懐かしい常連の皆さんとチャットしながら、NHK「日本の、これから」を見てました。
 この番組、第1回放送はあまりのグダグダぶりに、長くシリーズ化されることはあるまいと踏んでいたのですが。三宅さん、仕切りがかなり手馴れてきましたね。テーマによっては非常に見応えのあるものになっていて、最近の放送は必ずチェックしています。

 昨日は、市民参加型討論番組の最大のタブー・憲法9条についに切り込みました。
 そして、結果は第1回に逆戻りしたような散々なものに。。。

 番組を見ながら、チャットの常連たちと語らいました。

「いやー、改憲派はとんだDQNばっかりだな。」
「つーか、夢を見てばっかりじゃね?」
「しょーがないよ、みんな夢があるんだもの。。。」
「確かにねぇ。。。」




 そこで常連の皆さんと得た結論は、「今回は議論したという事実だけでOK。3年で議論の仕方を学んで、10年で深めれば良い。」というものでした。
 私はこれに全面的に賛同したいと思います。

 番組の冒頭、三宅さんが「どうしても抽象的になりがちになりますから、身近な例を挙げて、分かりやすい言葉でお願いします。」と一般参加者の方にお願いしていました。
 その言葉を、改憲派の参加者たちは5分で裏切りましたね。
 そうしてどうなったか?
 「会社員」だの「フリーター」だの「元自衛官(高位ではないようだ)」だのが、「自らの知識を披瀝」しながら、改憲の必要性と国家の自立、日本の国家戦略に至るまで、「イタイ知識」をひけらかし始めたのです。

 このときに、私は確信しました。
 確かに、従来型の反戦ヒューマニズムの主張は、予備的知識もなく番組を視聴していた方々を納得させられなかったかもしれない。しかし、改憲派の一般参加者の横柄な態度と陳腐な知識のひけらかしあいは、確実に視聴者を「幻滅」させたはずです。
 彼らは、番組冒頭の三宅さんの懸念の意図を察することができなかった。
 安倍晋三も同じでしょう。彼が選挙で破れたのは彼の思想ではない。彼の世間ズレした政治感覚だということに、おそらくは「美しい国の基本路線」とかいうものに熱い賛同を寄せるであろう、改憲派の一般参加者の皆さんも、全然気がついていないのです。

 ヤフーチャット政治部屋の常連諸氏は、小林よしのりですらマトモに見えかねない番組の行く末を危惧していました。
 だから、今回は議論しただけでOK。参加者のレベルが上がって議論が深まるまで10年末べしと考えたのです。

 憲法9条は本来、北朝鮮や中国、アメリカを念頭において考えるものではないでしょう。
 10年後には10年後の「改憲の必要性」がまたある。
 普遍的な人権原理と厳格な国家権力の制限、そして平和を希求する思想は、困難な現実との間で折り合いを見つけ、矛盾した考えの衝突で破綻しないように、絶えざる調整が必要になってきます。

 そうして見識が生まれ、育つにはまだ早い。
 改憲は時期尚早である、というのが番組を見た感想です。
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by foresight1974 | 2007-08-16 22:37 | サイレント政治・社会評論

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