鹿沼市職員殺害事件最高裁決定雑感

 栃木県鹿沼市環境対策部の職員が、2001年廃棄物行政をめぐる不当要求を拒否して殺害された事件に関し、殺人の罪に問われた被告の上告に対し、最高裁は8日棄却する決定を下した。
 これにより、被告の無期懲役が確定した。
 行政機関に対する不当要求という問題が、初めて大きくクローズアップされた犯罪で、上司や市議会などの協力を得られず、孤立無援で戦った公務員の悲劇であった。

 あれから5年。昨年の10月、警察庁の発表によれば、行政機関に対する暴力団等の不当要求に応じた例は、51機関。要求を受けた機関の8%にのぼったという。

 様々なしがらみに負けず公務員の清廉さを守る、無名の公務員が数多くいる一方で、談合や建築物構造計算書の偽造がまかり通る日本社会。
 亡くなられた職員氏も草葉の陰で嘆かれておられるであろう。
 だが、遺志を継いだ遺族はまだ戦い続けている。昨年末、遺族は鹿沼市と事件の実行犯らを相手に損害賠償を提起している。
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by foresight1974 | 2006-02-09 23:00 | サイレント政治・社会評論

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