ライブドア強制捜査「この3日間で得をした者」

 ライブドアに対する強制捜査の影響は、日本社会に大きなインパクトを与えそうであるが、この3日間で得をした者を考えてみたい。

 1人目は、耐震偽装事件のキーマンであるヒューザー社長・小嶋の証人喚問の「直撃」をもらうはずだった、安倍晋三であろう。偽装の公表を遅らせたかどうかは藪の中だし、実際に一日に何人もの陳情者を相手にする立場としては、小嶋の「請託」をどれほど真剣に斟酌したは疑問である。が、世間の目をいくばくかでも減じる効果はあったはずだ。
 2人目は、自民党衆議院議員の松本和巳である。選挙違反事件で選対幹部の有罪が確定した今日、ひっそりと議員を辞職した。すでにヤフートップページのニュース欄にも名前はない。おかげで、自民党は衆議院千葉7区の補欠選挙への影響を回避できそうである。
 3(人)目は、ライブドアへの強制捜査で体よく「提携解消」の口実をもらったフジテレビではないだろうか。持株の損失はかなりの額に上るだろうが、それでも、今後「ネットとテレビの融合」に関して再びフリーハンドになることは大きい。

 他にもいるかも知れない。が、肝心なことは、一見「損」をしているように見えても、実質的にはこの事態をうまく活用して、まんまと「得」をしている人物は必ずいるということである。
 いずれ時が証明することになるだろう。その時のために、今日は「彼ら」がどのように見られていたかということについてきちんと記録しておくべきである。



※追記(1月20日)

そういえば、一人だけ損をした者が確定している。
東証会長の西室泰三氏だ。どうもこの人物、経営者時代も政治の世界に入っても、そして東証でもロクな目にあっていない。。。

※追記2(1月28日)

ライブドアに強制捜査があった週、読売新聞に「計画中の高速道路、全て建設で決定」の記事が出ていましたね。
道路公団民営化が骨抜きになったことを象徴した記事だったが、完全にライブドア事件に隠れてしまった。。。
小泉純一郎、運がいいのか仕掛けがいいのか。。。
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by foresight1974 | 2006-01-18 21:06 | サイレント政治・社会評論

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